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2007年06月02日

平和無防備条例ニュース NO88


平和な街・藤沢を市民の手で 平和無防備条例ニュース NO.88

2007年6月2日 戦争非協力・無防備地域条例をめざす藤沢の会

藤沢市の国民保護計画は、決まってもあきらめる必要なし。計画は市民の安全を守るものでなく、憲法違反の戦争の訓練です。今後は、自治会などの説明会に参加し、市民の疑問・意見をなげかけ、計画の変更を求めていきましょう。

3月に議会報告された藤沢市国民計画は、今後は実施段階に移ります。
私たちが以前申し入れた災害対策課の回答では
「計画策定後には、自治・町内会、自主防災組織等で、計画の啓発活動は積極的に行っていきたい。」としています。
気をつけたいは、従来の自然災害対策の延長のような形で、市民をごまかす説明会を行い、その後の訓練に協力を求める可能性があることです。
計画の問題点は、戦争の訓練、自衛隊の参加という憲法9条、及びジュネーブ条約違反、平和行政に関わる問題のほか、市民の基本的人権の制約という問題、パブリックコメントを一切反映しない民主主義の問題にまで及んでいます。
今後は、計画される説明会に出て、市民のパブリックコメントの結果がなぜ一切反映されなかったのか、市民への参加に強制はないのか、なぜ自衛隊が訓練に参加するのか、などの問題について、市民が意見を出していくことが重要になっています。一層、市民の声を届けるときではないでしょうか。


自衛隊OBを活用すべき!!という動きに注意

松下政経塾の2005年月例レポート(HP参照)に、「実効性のある国民保護のために」として、
「危機管理士(仮称)」育成の提唱をし「国民保護協力団体《NPO法人さいたま国民を守る会》の活動について説明し、国民保護への市民参加の重要性を認識してもらう。」としています。これは、自衛隊OBを中心にした組織です。
藤沢市3月議会でも、三野議員が「市民の自主的協力で、本当に守れるのか?自衛隊OBで構成し、各自治体と連携する頼もしいNPO団体「神奈川国民を守る会」があるが、こういう団体との連携が必要だ。」と述べています。今後、このような団体に自治会などが、訓練のやり方などを教わる目的で要請するなどということがないように、注意を払っていくことが必要です。


8月19日沖縄映画GAMA 月桃の花 上映
賛同(個人、団体)、チケット、カンパのご協力を         
私たちは藤沢市無防備地域条例運動の中で、武力では何の解決にもならないこと、ジュネーブ条約と平和憲法を活かし、軍隊・軍備を持たない、協力しないことが戦争を無くすことになると訴えてきました。沖縄戦では、日本で唯一の地上戦で多くの住民が戦争に巻き込まれ殺されました。特に避難に使われた壕(GAMA)では、軍人と住民が混在し、食料強奪、壕からの追いだし、強姦、集団自決の強要など、日本軍が住民に行った残虐行為が数多くありました。無防備運動で訴えてきた「軍隊は住民を守らない」ことは明らかでした。上映で戦争の実相を多くの市民に知っていただき、「戦争する国づくり」としての「憲法全面改悪」に反対するとともに、日ごろから軍隊を無くす「無防備地域宣言」運動を地域から広げていきます。
賛同できる個人、団体を募集してます。ご支援ください。 
連絡先 岡村(Tel/Fax 0466-82-4243)   島田(Tel/Fax 0466-34-5843)

6月3日 市民が主人公の平和な町を

6月3日(日) PM2~4:30 藤沢市民会館 第2展示ホール
話題提供  上原公子 (前国立市長)     主催:藤沢市政についての市民懇談会
国立市で、2期市長をつとめられた上原さんは、有事法制の成立過程で、政府に質問書をだし、日ごろから非戦のまちづくりに取り組まれた。また、2006年の6月に「無防備地区」宣言を含む国立市平和都市条例の直接請求書に、全国で始めて賛成意見を出された。上原さんが、どのような平和なまち作りを実践してこられたか、具体的なお話を聞く機会です。 

投稿者 藤沢の会 : 00:14 | トラックバック