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2006年12月13日

ニュース86号

平和な街・藤沢を市民の手で 平和無防備条例ニュース NO.86

             2006年12月13日 戦争非協力・無防備地域条例をめざす藤沢の会

藤沢市災害対策課が国民保護計画の事前説明会への出席を拒否!計画確定後に行うという姿勢は、市民無視

いまだに10月に行われたパブリックコメントの結果について、災害対策課から公表されないので問い合わせたところ、結果の公表は、計画案の確定後(おそらく来年の3月ごろ)ということでした。パブリックコメントの内容がどう扱われたかもわからないまま、計画が進行してしまうのを危惧しました。そこで、戦争非協力・無防備地域条例をめざす藤沢の会、有事法制に反対する藤沢市民の会、平和都市をつくる会・ふじさわの3団体の共催で、災害対策課長に、計画案確定前に説明会のへの出席を求めました。
災害対策課の回答は、要約すると、

● すでにパブリックコメントを行い、県知事との事前協議も終了して計画素案として確定している。今後は次回国民保護協議会で審議するので、現段階で貴会が主催する説明会に出席することは考えておりません。
● 計画策定後には、自治・町内会、自主防災組織等で、計画の啓発活動は積極的に行っていきたい。

という返事でした。藤沢市は、市民よりも、県知事へのお伺いを大切にする姿勢が、よくわかります。
こんな市民無視の姿勢でつくった計画では、市が、計画の啓発を行おうとも、市民は受け入れられるはずはありません。
 
12月15日藤沢市国民保護協議会が開催されます。

第3回国民保護協議会が、15日、15時30分より災害対策課で開催されます。この協議会では、最終的な計画素案の審議が行われます。過去2回の協議会ではほとんど意見が出されず、ただ、市側が説明して終わってしまうという状況でした。今回も、協議委員の活発な意見は期待できませんが、こういう現実を知るためにしっかり傍聴することも大切です。お知らせが遅れて申し訳ありませんでしたが、傍聴希望の方は、藤沢市災害対策課(電話0466(25)1111(代表)(内線8501)に、事前(14日まで)に申し込んでください。なお、人数制限(15人)により、事前の申し込みのないまま会場に行っても断られる可能性がありますので、電話での申し込みをよろしくお願いします。

藤沢市議会 非核三原則遵守と核拡散防止の陳情を否決!!

麻生外務大臣が「隣の国が核兵器を持つことになった時に、日本が核保有の是非の議論をしておくのも大事なことだ」と述べるなど、昨今、非核三原則を揺るがすような日本政府のタカ派の姿勢が目立っています。そこで会では、12月議会に、藤沢市議会として、「日本政府にたいし核の保有の是非の議論を行うことよりも、非核三原則を堅持し核拡散防止に向けた一層の諸施策を推進することを求める陳情」を提出しました。しかし、12/6総務常任委員会にて、新政会、立志の会、公明党が反対して、否決されました。藤沢市が、核兵器廃絶条例を定めて長崎派遣などの平和事業を行っているのに、この陳情を否決したことは、現在の議会が条例に協力しないという姿勢であり、大いに問題です。こうした事実を、ぜひ、市民の中で話題にし、問題にしていきましょう

投稿者 藤沢の会 : 2006年12月13日 22:11